研究課題
基盤研究(C)
15年にわたる日本の銀行データのパネルを使用して、本研究は非伝統的金融政策(量的緩和政策)が金融政策伝達の銀行融資チャネルに与える効果を分析する。調査結果から、日本の非伝統的金融政策が効果を発揮していることが示唆されている。日本においては、金融政策の伝達経路には銀行融資チャネルが存在するという結果が得られた。時間固定効果の含有や一般化最小二乗法の分析を行っても、結果は一貫している。しかし、銀行業務理論の予測とは異なり、量的緩和政策の効果は主に資本不足のある銀行を通じて現れるようである。これらの結果は、銀行のバランスシートの問題がクレジットチャネルを妨げる重要な要因であることを示唆している。
2007年から2008年にかけてのグローバル金融危機以降、世界中の中央銀行は従来とは異なる金融政策に頼るようになった。果たしてそれらは効果があったのだろうか?この研究では、日本とアメリカにおける従来とは異なる金融政策の大胆な実験の効果を分析する。
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すべて 雑誌論文 (7件) (うち国際共著 7件、 査読あり 7件、 オープンアクセス 3件) 学会発表 (5件) (うち国際学会 4件、 招待講演 1件)
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