研究課題/領域番号 |
18K01624
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07040:経済政策関連
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研究機関 | 法政大学 |
研究代表者 |
武智 一貴 法政大学, 経済学部, 教授 (80386341)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 貿易コスト / 交通事故 / セーフガード / 世界貿易機関 / 貿易政策 / 道路交通 |
研究成果の概要 |
地理的要因による貿易コストの重要性が高まっている現状を鑑み、その識別を行った。市場ごとの価格づけにより地域間の貿易コストの識別が影響を受ける点のコントロールを行った。地域間価格差が貿易コストを反映するが、市場ごとの価格づけにより価格差が貿易コスト以外の影響を受ける。この点をコントロールすることで、地域間の貿易コストが先行研究で考えられているよりも大きい事が示された。 また、道路輸送の事故コストについて、日本の交通事故件数データを用いて、飲酒運転と高齢ドライバーの危険性を示した。そして、高齢ドライバーに対して自動ブレーキ機能が事故削減に有効である点も明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、これまでの研究では識別されなかった貿易コストのバイアスを明らかにすることで、地域間の経済格差の源となりうる貿易コストの識別を行った。より望ましい経済発展に輸送インフラの改善が必要とされることが示唆される。 また、道路輸送の事故リスクに伴う貿易コストについても、高齢ドライバーのリスクを明らかにし、自動ブレーキといった安全技術がそのリスクを軽減する事をしめした。道路輸送の重要性を考慮すると、より一層の安全技術の普及が必要とされることが示唆される。
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