研究課題/領域番号 |
18K01641
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07040:経済政策関連
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研究機関 | 独立行政法人国際協力機構(緒方貞子平和開発研究所) |
研究代表者 |
相場 大樹 独立行政法人国際協力機構(緒方貞子平和開発研究所), 緒方貞子平和開発研究所, 研究員 (30813191)
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研究分担者 |
奥田 英信 帝京大学, 経済学部, 教授 (00233461)
小田島 健 独立行政法人国際協力機構(緒方貞子平和開発研究所), 研究所, 上席研究員 (00817679)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 金融包摂 / 金融機関の行動 / マイクロファイナンス / カンボジア / 貧困削減 / 規制 / マイクロファイナンス機関 / 商業銀行 / 金融進化 / 経済発展 / 開発金融 / 金利規制 / アウトリーチ / 金融規制 |
研究成果の概要 |
本研究では、マイクロファイナンス機関(Microfinance Institutions, 以後MFI)や商業銀行の経営・貸出行動の変化を貧困削減と収益性の面から定量的に分析した。特に(1)近年のカンボジアの金融機関の参入の増加による競争の激化に伴う経営効率性や経営特性の変化について個別の金融機関のデータを収集し、分析を行った。さらに(2)2017年4月に施行された金利キャップ規制がMFIの貧困削減と収益性に対する経営姿勢にどのような影響を与えたかを現地で詳細なデータを収集し、分析を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
途上国の金融機関に関しての金融包摂と規制の関係に関する研究蓄積はまだ浅く、適切な制度設計が難しい状況である。特に、近年は多くの国でマイクロファイナンス機関に関する研究が盛んに行われているものの、貸出レベルなどの詳細なデータを用いて詳細に貸出行動を分析した研究は少ない。この点において、本研究ではカンボジアでの詳細な金融機関および貸出レベルでのデータを収集し、実証的にこの関係性を明らかにしたことに学術的な意義がある。また、本研究成果は、カンボジアだけでなくその他途上国において、金融機関の行動を把握し、適切な規制や金融政策を実行していく上での有益な知見を提供する。
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