研究課題/領域番号 |
18K01642
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07050:公共経済および労働経済関連
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
佐藤 美帆 東北大学, 医学系研究科, 大学院非常勤講師 (70579622)
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研究分担者 |
町田 好男 東北大学, 医学系研究科, 名誉教授 (30507083)
別所 俊一郎 早稲田大学, 政治経済学術院, 教授 (90436741)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | モデル分析 / HTA / MRI / ICER / 医療経済評価 / ガイドライン / 医療経済 / 画像診断機器 / 医療技術評価 / モデル&シミュレーション / モデル |
研究成果の概要 |
医療費の増大する我が国において、公平かつ適切な医療費の配分を行う意思決定のためのエビデンスの構築が求められている。しかし、医療機器の分析には、それを用いる技術や適応等、医療の専門知識が必要とされるため、経済や政策の専門家だけではなく、実際の医療技術に精通した医療従事者等に、適切な手法で分析を行う方法論を提示することが有用であると考える。 本研究は、医療経済の専門家でなくともMRI検査の費用対効果分析を実施できるよう、必要な知識を解説した手引きと一般的なソフトウェアで実践できる分析モデルを構築した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
医療経済分析に関する専門書は多く出版され、国内でもいくつかの講座や研究室ができている。しかしながら、画像診断分野における国内の社会経済評価の報告は少なく、また研究者も少ない。社会経済評価には様々な手法があるが、モデルを用いた費用効用分析であれば、モデルの構築方法、集めるべきデータ、結果の解釈、感度分析といったノウハウを理解し、シンプルなモデルで演習することで、それを応用し実践もできると考えた。臨床現場で実際に検査の置かれる状況を知る医療従事者が検査の有効性を評価する際に、併せて費用効用分析を実施することで、日本の画像診断分野での社会経済評価も蓄積され、エビデンスの構築につながるであろう。
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