研究課題/領域番号 |
18K01660
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07050:公共経済および労働経済関連
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研究機関 | 大東文化大学 |
研究代表者 |
高安 雄一 大東文化大学, 経済学部, 教授 (20463820)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 韓国 / 外国人労働者 / 非正規雇用労働者 / 農業 / 農業総調査 / 個票データ / 造船業 / 韓国経済 |
研究成果の概要 |
研究成果の概要(和文):本研究では、韓国を事例として、自国の労働者と競合することを避ける仕組みを備えた制度の下で外国人労働者を受け入れた場合においても、外国人労働者は自国の非正規雇用労働者と代替関係となるのか、それとも代替関係となるのか、マイクロデータによる分析、産業に対する実態調査を通じて明らかにした。 分析の結果、自国の労働者と競合することを避ける仕組みを備えた制度の下で外国人労働者を受け入れた韓国では、総じてみれば外国人労働者は韓国人の非正規雇用労働者と代替関係にあるものの、造船業など一部産業では外国人労働者と韓国人の非正規雇用労働者が補完関係になっていることがわかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
韓国の雇用許可制の下で、外国人労働者と自国の雇用、特に非正規雇用との関係が依然として代替的なものにとどまったのか、あるいは補完的なものとなったのかにつき検証した結果、総じてみれば依然として代替関係にあることがすることがわかったが、産業によっては補完関係となっていることがわかった。この成果は、今後の日本における外国人労働者受入れ制度の改善の検討にも寄与することが期待できる。
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