研究課題/領域番号 |
18K01670
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07050:公共経済および労働経済関連
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研究機関 | 近畿大学 |
研究代表者 |
呉 テツ人 近畿大学, 経済学部, 准教授 (50581196)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2022年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 高齢者 / 就業 / 介護 / 世代間 / 利他性 / 高齢者健康 / 年少期の生活環境 / 社会参加 / 同居 / 家族 / コロナ / 雇用 / 健康 / 高齢者就業 / 年金 / 世代間関係 / 内生性 / 就労 |
研究成果の概要 |
本研究は新型コロナウイルスの流行によって進捗が大きく遅れました。先行研究のサーベイと初歩的な実証分析をしたが、本格的に研究を進んだのは水際対策解禁後の2023年度である。2023年度は主に中国でフィールドワークを実施しました。経済発展度・市場化レベル・民族構成・行政効率・高齢化進行度が異なる11省の28都市を選び、延べ100以上の政府機関や施設、1000人以上の個人に対して医療保険・福祉サービスの地域差、高齢者の就業・介護選択にについて調査を行いました。 フィールドワークを経て、以前デスク上作業の際に立てた仮説が現実と異なることが多いことに気づき、これから調査結果を踏まえて分析を進む予定です。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本格な分析はこれからであるが、本研究は学術的に世代間の利他性について検証できるほか、少子高齢化時代の雇用支援、年金・介護制度、相続税などの政策デザインに大きな意味を持つ。 例えば、フィールドワークの際、理論上中国の介護施設が不足していることと実際に施設入居率の低さ(平均50%未満)という矛盾を実感した。個人の介護選択の影響要因を分析することで、補助金・保険制度に関する政策提言を行い、施設と高齢者のマッチング効率を向上させることが可能である。
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