研究課題/領域番号 |
18K01690
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07060:金融およびファイナンス関連
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研究機関 | 明治学院大学 |
研究代表者 |
生方 雅人 明治学院大学, 経済学部, 教授 (00467507)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | ジャンプリスク / リスクプレミアム / 分散リスクプレミアム / 株価指数オプション / 高頻度データ / グローバル金融市場 / 株価指数 / オプション / 金融市場 / ジャンプ / ベータ / 長期依存性 / 短期依存性 / オプションデータ / 金融資産価格の予測可能性 / ジャンプ・ベータ |
研究成果の概要 |
本研究では第一に、日米の株価指数が突然急落する下方ジャンプリスクを株価指数オプションデータから測定し、米国の下方ジャンプリスクが我が国株価指数の将来の超過収益率に対して統計的に有意な予測力をもつことを明らかにした。第二に、ゼロ金利時には価格変動リスクが時間変動することで生じる分散リスクプレミアムを用いて日米株価指数の将来の超過収益率を予測することが困難になりうることを理論と実証の両面から検討した。第三に、市場全体に起因する株価指数収益率のジャンプに対する感応度としてセクター別ポートフォリオの実現ジャンプ・ベータを推計し、その時系列特性について統計学的な検証をおこなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
世界的な金融危機や新型コロナウィルス感染拡大と経済への懸念など、資本市場において観測される発生確率は低いが非常に巨大な損失をもたらすジャンプリスクの解明は国内外で強く認識されている。しかしながら、ジャンプリスクに関する研究蓄積は乏しく、とりわけ欧米に比べて日本の資本市場を用いた研究はさらに少ない状況にある。また、多くの国内外の研究者が欧米と異なる結果をもたらしうる日本市場における資産価格形成メカニズムとジャンプリスクの関係性に大きな関心を寄せている。本研究の国際間比較による分析を通した成果はそうしたグローバルなニーズの期待に応えるとともに、世界に日本市場の重要性を発信できるものである。
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