研究課題/領域番号 |
18K01694
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07060:金融およびファイナンス関連
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研究機関 | 関西大学 (2020-2022) 北海学園大学 (2018-2019) |
研究代表者 |
吉川 大介 関西大学, 政策創造学部, 教授 (90735424)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 不確実性 / あいまいさ回避 / 最適停止問題 / 機械学習 / ディスポジション効果 / ペアーズ・トレーディング / 曖昧さ回避 / マーケット中立 / 資産運用 / モデル・リスク |
研究成果の概要 |
本研究の成果は主に3つある。1つ目の成果は、景気に左右されないマーケット中立的なポートフォリオ構築の新しいアプローチを確立したことである。2つ目の成果は、得られたポートフォリオのモデル・パラメータが誤っている可能性を勘案した最適な投資戦略を確立したことである。3つ目は統計的裁定機会の源泉となりうるアノマリーの一つであるディスポジション効果を説明するモデルの一つを提示できたことである。また、さらに統計的裁定に伴う取引コストや、マーケット中立的なポートフォリオを構築する際に必要となる機械学習に関する知見をまとめた論文及び書籍を出版できたことも成果に数えたい。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究による成果がもつ学術的意義は、(1)従来はしばしば不安定だったマーケット中立的なポートフォリオの抽出をより安定的に遂行する新たな手法を開発したこと、(2)こうしたポートフォリオの推定につきまとう過誤を明示的に考慮した戦略を導き出したこと、そして(3)マーケット中立的な運用の源泉ともなる市場のアノマリーのうち、ディスポジション効果を説明する新たなモデルを提示したことにある。 また、本研究で得られた安定的な資産運用手法を、たとえば年金基金などの資産運用に応用できれば、国民生活の安心に貢献できることが期待されるなど社会的意義は極めて大きいことも付言したい。
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