研究課題/領域番号 |
18K01695
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07060:金融およびファイナンス関連
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研究機関 | 獨協大学 |
研究代表者 |
熊本 尚雄 獨協大学, 経済学部, 教授 (30375349)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 通貨代替 / 負債のドル化 / DSGEモデル / 新興市場国 / ベイズ推定 / 経済変動 / ドル化 |
研究成果の概要 |
本研究課題では負債のドル化を導入した通貨代替型DSGEモデルを用いて、負債のドル化、および通貨代替の程度が経済変動に及ぼす影響に関する理論的分析を行った。 その結果、負債のドル化は実質為替相場の変動によりファイナンシャル・アクセラレーターや債務デフレ効果のメカニズムを通じ、経済変動に有意な影響を及ぼすこと、また通貨代替の程度は負債のドル化以上により大きな経済変動をもたらすことが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
新興市場国においても貿易の自由化、金融のグローバル化が進展しているが、それにより発生した種々の通貨危機、金融危機により、当該国通貨が急激に減価するなど、大きな経済変動に晒されている。新興市場国において、安定的なマクロ経済運営を達成するためには金融アーキテクチャーが極めて重要な役割を果たすため、経済変動の決定要因を明らかにすることは政策的にも意義がある。
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