研究課題/領域番号 |
18K01716
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07060:金融およびファイナンス関連
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研究機関 | 関西学院大学 |
研究代表者 |
阿萬 弘行 関西学院大学, 商学部, 教授 (70346906)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | ソフト情報 / ハード情報 / 価格形成 / 投資行動 / 個人投資家 / 市場流動性 / 企業情報 / 株式市場 / 金融リテラシー / マスメディア報道 / マスメディア / 投資家行動 |
研究成果の概要 |
企業のソフト情報が、株価・取引行動や市場流動性に及ぼす効果について、これまでの研究の発展や新たな研究を含む実証分析を実施した。第一に、ディスクロージャー情報とマスメディア報道がどのように市場流動性に影響するかを分析し、二つの情報源は、投資家間の情報非対称性に対して異なるメカニズムで作用することを明らかにした。第二に、企業テレビ広告を素材として、それが株式市場の価格変化や取引高に与える効果について実証分析を行った。第三に、アンケート調査に基づいて、多様な情報接触形態が個人・家計の金融リテラシーに対して相違する影響を及ぼすことを発見した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義は、社会的に企業ソフト情報の普及は広く認知されているが、その株価形成・取引行動への含意について学術的に検討した研究は希少であるため、そこに新たな独自の知見を加えることにある。多様な情報源を活用して、企業情報が株式市場に与える影響を考察する学術的意義は大きいと考える。社会的意義として、個人投資家によるリスク資産形成の重要性が政策的な課題となる社会的背景のもとで、投資家保護を維持しながら、適切にリスク投資参加へ誘導し、健全な市場育成に関する学術面からの参考材料を提供できる。
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