研究課題/領域番号 |
18K01751
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07080:経営学関連
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研究機関 | 三重大学 (2020) 信州大学 (2018-2019) |
研究代表者 |
岩田 一哲 三重大学, 人文学部, 教授 (70345859)
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研究分担者 |
杉浦 裕晃 愛知大学, 経済学部, 教授 (60345858)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | ストレス / 女性管理職 / 経済学 / 経営学 / 国際比較 / 健康経営 / 日米比較 / 過労死 / 過労自殺 / ストレスマネジメント / 包括的考察 |
研究成果の概要 |
女性管理職がストレスを抱えている際に、どのような原因がストレスになるのかを実証的に検討した。結果として女性に特有のストレスの原因として、長時間労働が挙がる。ただし、実際の残業時間は男性管理職の方が長いため、残業時間がストレスに与えるインパクトは、女性管理職の方が大きいことを明らかにした。また、男性・女性管理職ともに、役割葛藤が最も大きなストレスの原因であった。 また、ストレスマネジメントに関連して、バランススコアカードという技法を用いて、従業員の健康と企業経営を両立する方法についても検討し、ストレスを削減する能力が従業員の健康と企業経営の両立に大きな影響を与えることを実証的に明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、女性管理職のストレスとその原因を検討することで、女性管理職のストレスマネジメントに貢献した。女性従業員が管理職になった後にどのようなストレスがあるのか、また、そのストレスの原因が何かを実証的に明らかにすることで、女性管理職のストレスマネジメントを行って、非管理職の女性従業員がストレスフルな状況におかれることなく、管理職になれる条件が把握できた。 結論としては、役割に関する要因をどのように削減してゆくかに尽きる。役割葛藤という多くの役割を引き受けていることから生じるストレスを削減するためには、個人が仕事の段取りに関する能力を身に着けることが重要であると考えられる。
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