研究課題/領域番号 |
18K01757
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07080:経営学関連
|
研究機関 | 武庫川女子大学 (2023) 広島大学 (2018-2022) |
研究代表者 |
奥居 正樹 武庫川女子大学, 社会情報学部, 教授 (20363260)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
|
キーワード | 事業ドメイン / 事業コンテクスト / コンテクスト転換 / 技術の使用価値 / 価値の二重性 / 事業転換 / 技術の価値 / 文脈導出 / 領域探索 / 業態転換 / 価値の読み替え / 脱コンテクスト化 / 再コンテクスト化 / 技術の意味読み替え / 脱コンテクスト/再コンテクスト / 技術転換 / 技術置換 / 技術の意味読替 / 技術価値の硬直化 / 事業定義 / 機能的価値と使用価値 / 意味の二重性 / 技術革新 |
研究成果の概要 |
本研究は、転廃業に瀕する企業が自社技術を新たな事業コンテクストで読み替えることによって再び社会でその技術を活用するための理論を検討することであった。そのため、事業転換に成功した地場産業の企業経営者や欧州企業に勤務する日本人へ質的調査を行い、事業転換に成功した理由、技術が持つ価値の読替においてコンテクストが果たす役割などについてヒアリングを実施した。その結果、技術を生業から大きく逸脱することはせず、接点のない非連続的な事業転換を手がけることは少ないことが明らかとなった。しかし、新しい業界の標準技術を取り入れ、それに自社技術を応用することで差別化を図った事業転換が確認された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義は、非連続的イノベーションのプロセスの一つとして、意味解釈の変容にかかる理論的枠組みを検討する点にある。技術の価値を企業が主体的に創り出す過程を明らかにすること、そして事業ドメインを面的範囲として捉え、面の重層化が存在するだけでなく、面と面の関係性に議論を発展させたことにある。また転廃業によって散逸される技術を新たに利活用するという点を示すことは、国力の維持・拡大という観点からも喫緊の課題として解決が模索される。
|