研究課題/領域番号 |
18K01760
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07080:経営学関連
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研究機関 | 静岡文化芸術大学 |
研究代表者 |
曽根 秀一 静岡文化芸術大学, 文化政策学部, 教授 (70634575)
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研究分担者 |
上野 恭裕 関西大学, 社会学部, 教授 (30244669)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 老舗 / ファミリービジネス / 技能継承 / 事業承継 / ゾーリンゲン / 刃物産業 / SEW / ドイツ / 技能系企業 / 刃物企業 / 技能伝承 / ビジネスシステム / 長期存続 / 老舗同族企業 / 国際比較 / ドイツ・ゾーリンゲン / 英国・シェフィールド / 企業統治 / 存続戦略 / 老舗企業 / 存続 / 事業継承 / 技能系老舗企業 / 企業家精神 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、刃物産業の技能系老舗同族企業に着目し、事業や技能継承にかんして理論的・実証的研究を行う事である。この研究課題に基づき老舗同族企業の存続メカニズムを技能的及び伝統的地場産業の視点から着目した。 フィールド調査では、刃物産地である日本の関、堺、ドイツのゾーリンゲン、英国シェフィールド等に赴き比較研究を行った。本研究を通じ伝統産業の活性化が地域経済に与える影響の大きさを示した。また経営課題や理念がファミリーに継承されると同時に従業員にも共有されている事を示した。研究成果は5冊の書籍、13本の論文(うち2本の査読付国際雑誌)、28件報告、中小企業研究奨励賞など複数の学会から受賞した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は先行研究では皆無に等しい技能系の老舗同族企業に着目したこと自体に学術的意義がある。特に刃物産業への着目は重要性も高いと考える。伝統産業は地域に根付いているため、その活性化が地域経済に与える影響の大きさを示した。 加えて先行研究や理論検証を行い、限界と新視点を提示した。更に他業種企業、業界組合など様々なネットワークを活用かつユニークな人材育成(自社育成、研修制度、多能工養成等)に努めている事が明らかになった。社会的意義として、地方地域の事業や技能継承は重要な課題であり、本研究では地域の伝統産業の継承における経営理念、課題について論じた。また老舗同族企業の競争上の優位性についても示した。
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