研究課題/領域番号 |
18K01766
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07080:経営学関連
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研究機関 | 西南学院大学 (2019-2022) 東京理科大学 (2018) |
研究代表者 |
工藤 秀雄 西南学院大学, 商学部, 教授 (10579767)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | イノベーション / キャリア / 技術系人材 / 経験学習 / イノベーション行動 / 職務経験 / 新規事業 / 社会ネットワーク / 自己効力感 / イノベーション・マネジメント / 技術経営リーダー / 技術イノベーション / 技術者出身の経営者 / リーダーシップ開発 / コーポレート・アントレプレナーシップ / イノベーション・チャンピオン |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、日本企業において、技術的なイノベーションを戦略的にマネジメントできるリーダーは、いかにして育成されるかを探究することにあった。本研究では、日本企業において経営者に就くに至った技術系の人材を対象とし、そのキャリアを中心に分析を行った。分析の結果、技術イノベーションに関する優れたリーダーは、(1)技術を商業化する経験を積んだ経路、(2)社内における技術を広範にマネジメントする経路、(3)これら二つの経路を網羅的に経たことが分かった。以上の研究成果は、技術イノベーションを推進できるリーダーを、体系的に育成する方法を解明する一助になると考えられる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の意義は、第一に、企業の技術イノベーションを先導するリーダーがどのような経験を経て形成されるか、従来の研究では十分に明らかでなかった点に知見を与えたとことにある。第二に、人事管理的な視点が主だった技術系人材の研究に対し、イノベーション・マネジメントの視点から、新たな理論発展の道筋を示唆した点にある。特に、実務的な示唆として、技術経営リーダーの候補人材に対し、キャリアの早期において、何らかの組織・集団を統括し、製品開発等のプロジェクトを推進させることが重要だという点があげられる。特に「技術」、「市場」、「組織」のそれぞれの管理能力を長期的に形成する重要性を指摘したことに本研究の意義がある。
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