研究課題/領域番号 |
18K01775
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07080:経営学関連
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研究機関 | 京都産業大学 |
研究代表者 |
森永 泰史 京都産業大学, 経営学部, 教授 (10405649)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
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キーワード | デザイン先行型開発 / イノベーション / デザイナーの人選 / スラックの創出 / 電機企業 / 分業 / 属人的 / 発掘と割当 / 自主提案 / デザインマネジメント / 製品開発事例 / アプローチの順番 / 関与のタイミング / デザイナーの関与のスタイル / デザイナーの関与の仕方 / 分類基準 / 機能の論理 / 発生の論理 / デザイナーの関与創出 / 電機メーカー / コミュニケーション / 資源配分 |
研究成果の概要 |
先行研究には、デザイン先行型開発の重要性を指摘するものは多いが、そのマネジメントに関する議論は不在のままである。そこで、本研究では、日本の大手電機企業7社を対象に、一次資料と二次資料を用いて80件のデザイン先行型開発事例を収集し、そのマネジメントの要諦を明らかにした。その結果、デザイン先行型開発には、特定の個人や部署に提案業務を割り当てる義務提案型と自主研究をはじめとする自主提案型の2種類があり、義務提案型では担当者の人選が重要になることや、自主提案型ではスラックを生み出すための組織的な取り組みが重要になることなどが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年、製品の仕様(ないし機能的価値)を前面に打ち出した競争の限界が指摘されるにつれ、デザインを先行させる製品開発に注目が集まるようになってきている。そうすることで、技術にとらわれないユーザー志向の製品や、従来の延長線上にない斬新な発想の製品が期待できるからである。しかし、その種の製品開発のマネジメントについてはほとんど明らかにされていない。先行研究には、依然として従来型の製品開発を対象としたものが多い。本研究では、そのような未解明のマネジメントの一端を明らかにした。
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