研究課題/領域番号 |
18K01779
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07080:経営学関連
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
桐畑 哲也 立命館大学, 経営学部, 教授 (60379542)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 公的ベンチャーキャピタル / 新技術ベンチャー / 育成効果 / 呼び水効果 / 民間ベンチャーキャピタル / ビジネス・エンジェル / ビジネスエンジェル |
研究成果の概要 |
本研究の成果は主に2つある.第1に,官民混合シンジケーションベンチャーキャピタル(VC)投資は,民間VC投資と比較して,投資先売上への貢献が確認できず,その投資先育成能力は発展途上であることが明らかとなった.第2に,ビジネスエンジェル(BA)は,投資先に対して,短期的な利益を求めず,将来の成長につながる支出を容認する”忍耐強さ”を有している事が明らかとなった.これらは,東欧・エストニアの1万8700社の非上場企業における2006年から2015年の10年間にわたる109万9068の年別パネルデータの回帰分析及び傾向スコア分析の結果である(Kirihata,2022a,b).
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究のリサーチクエスチョン(RQ)及びその学術及び社会的意義は以下の通りである.【RQ1:公的VCの新技術ベンチャー育成効果】公的VCの投資先育成能力は発展途上である.自助努力による育成能力強化,又は,民間VCとの新たな連携スキーム開発が求められる.【RQ2:公的VCによる民間VC”呼び水効果”】公的VCは,自身の参入により,リスクマーネー拡充に貢献しているが,投資先育成において民間VCの範となれず,その”呼び水効果”は限られる.公的VCにあっては,民間VCに加え,新技術ベンチャーのニーズにマッチする”忍耐強い投資家”であるBAに対しても”呼び水効果”を働きかける新たな取組みも有望である.
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