研究課題/領域番号 |
18K01797
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07080:経営学関連
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研究機関 | 香川大学 |
研究代表者 |
板谷 和彦 香川大学, 地域マネジメント研究科, 教授 (70727023)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | オープンイノベーション / 新規事業 / 地域 / 中小企業 / 産学連携 / 地域活性化 / プロトタイプ / イノベーション |
研究成果の概要 |
地域の中小企業が新規事業を創出する過程を調査分析した結果は総じて「創発性」という共通の特徴で括ることができる。地域のシーズを起点に目標や計画に過度に縛られることなく社外との臨機応変な交流を可能にするセミ・オープンイノベーションはモデルとしては有効であり,インフォーマルな交流,深い議論やそれまでの方針を覆すといった常識に囚われない意思決定も要するなどその複雑な過程も明らかにするとともに,マネジメントのフレームとしての提案も行った。一方で,より望ましいマネジメントの方策として完成度を高めるには,知識や情報の効果的な獲得のための機能や役目も必要であることも明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
セミ・オープンイノベーションに関しては,これまで基本的なモデルの提案だけであり,事例や分析を扱った研究はこれまで報告はされておらず,本研究は地域の中小企業の新事業展開に関する課題に対して,セミ・オープンイノベーションモデルを適用し,学術的な事例研究として,効果的なアプローチや重要因子の解明を実証的に行ったことに学術的な意義がある。 本研究の含意は,異業種交流会などを通して地域の中小企業の経営者にも広く報告してきた。経営者の所属する組織において本研究に基づくマネジメントの方策が実装されていけば,競争力を有する新規事業創出の機会を高める期待があることが,本研究の社会的意義である。
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