研究課題/領域番号 |
18K01803
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07080:経営学関連
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研究機関 | 立命館大学 (2019-2020) 東洋学園大学 (2018) |
研究代表者 |
後藤 智 立命館大学, 経営学部, 准教授 (50732905)
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研究分担者 |
八重樫 文 立命館大学, 経営学部, 教授 (40318647)
小山 太郎 中部大学, 工学部, 講師 (40440648)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | ダイバーシティ / インクルージョン / 組織アイデンティフィケーション / 認知的フレーム / Diversity / Inclusion / overidentification / design driven innovation / デザイン・ドリブン・イノベーション / 構造化理論 / サービス |
研究成果の概要 |
本研究は、デザインドリブンイノベーションの理論的な体系化と、それを用いた実践的なツール及びワークショップの開発を目的に行った。それに対して、理論面ではアイデア創出のための認知的な思考の流れ(Outside-inside-out model)、個人の認知を促すための外部の専門家との相互作用、及び戦略的(デザインストラテジー)・人事的側面(ダイバーシティ&インクルージョン)からの組織の支援に関する理論を開発した。 実践面では、認知面では個人の価値観の顕在化手法、外部の専門家の認知を理解する手法、及びビジョン形成手法、製品のコンセプト・技術的仕様に落とし込む手法を開発し、ワークショップに実装した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
学術的意義として、デザインドリブンイノベーションがどのような個人の認知的プロセスを経て実践されるか、さらにその認知的プロセスを支援するために組織アイデンティフィケーション理論やダイバーシティ&インクルージョンの理論が重要であることを明らかにしたことである。この発見により、今後デザインドリブンイノベーションをはじめとしたデザインを用いたイノベーションプロセスの組織的支援が、組織論の観点から議論される道が開かれた。 社会的意義としては、特に日本のように組織に強くアイデンティフィケーションする社会では、デザインドリブンイノベーションを阻害する要因が多くあることが明らかとなったことである。
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