研究課題/領域番号 |
18K01809
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07080:経営学関連
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研究機関 | 法政大学 |
研究代表者 |
土肥 将敦 法政大学, 現代福祉学部, 教授 (50433157)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | ソーシャルイノベーション / 正統性 / ソーシャル・イノベーション / ステイクホルダー理論 / CSR / ウェルビーイング / 持続可能なサプライチェーン |
研究成果の概要 |
今年度の研究成果として、(1)書籍『社会的企業者ーCSIの推進プロセスにおける正統性』(2)書籍分担執筆"Corporate Social Entrepreneurship in Japan"、(3)論文「ソーシャル・イノベーションと物流業界」に取り纏めることができた。そこでは、シュムペーターによる企業者やイノベーションの捉え方を批判的に検討しつつ、社会的企業者が遂行するソーシャル・イノベーションのプロセスにおいて、社会関係の変化や制度変化への着手こそが鍵を握り、また、社内外のステイクホルダーの共感や理解を獲得するための正統性の戦略が必須であることも指摘した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
国連において採択されたSDGs(Sustainable Development Goals)を達成する為に、企業は自社の活動をこのSDGsの17の目標に「紐づける」だけでは、それらの活動はいずれ停滞し、企業の有するパワーを社会的課題の解決に結びつけていくことは難しい。本研究では、企業理念や企業固有の文化や価値に根ざしながら、今日的な課題とされているダイバーシティ、エクイティ、インクルージョンというDEIの観点から、周縁化されているステイクホルダーからのマイナーな問いかけに応えつつ、多様なステイクホルダーが納得する「正統性」を提示してソーシャルイノベーションを実現することの重要性を指摘した。
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