研究課題/領域番号 |
18K01824
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07080:経営学関連
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研究機関 | 甲南大学 |
研究代表者 |
奥野 明子 甲南大学, 経営学部, 教授 (20319784)
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研究分担者 |
大内 章子 関西学院大学, 経営戦略研究科, 教授 (20335110)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 出産休業 / 育児休業 / 短時間勤務 / 人事評価制度 / 仕事の配分 / 男性育休 / 多様な働き方 / 産休・育休からの復職者 / 人事評価 / 二重の減額問題 / 仕事の配分問題 / 制約のある働き方 / ジェンダー・バイアス / 目標管理 / 女性労働 / 二重の減額 / 復職者 / 職務配分 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、育休復職者が長期的に活躍、成長できる人事評価制度の提案である。 独自調査に基づき、仕事の配分、人事評価の結果、人事評価の満足度、仕事のモチベーションとの関係を分析した。その結果、女性の活躍推進における実践的な意味合いとして、人事評価が人事評価満足度や昇進・昇格意欲に影響を与えることの重要性が指摘された。次に、独自のWeb調査の結果、男性の場合、子の誕生時の年齢が高く、人事評価が高く、成長につながる仕事をしている人が育休を取得した。また、復帰後も育休の影響を受けることなく仕事を続けていた。男性の場合、人事評価に影響するのは、育休取得ではなく、育休復帰後の仕事の配分である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
企業における女性の活躍推進のためには、女性、とりわけ出産・育児を経て働き続ける女性を活かす企業のマネジメントが必要である。本研究では人事評価に注目し、公正な人事評価のあり方、また人事評価の前段階にある仕事の配分に踏み込んで研究を行った。出産や育児によりキャリアを中断した女性には、質の高い仕事が配分されておらず、その結果として人事評価が低くなる傾向にあることを明らかにした。また男性育休者についても、育休取得者の傾向、その者に対する仕事配分、人事評価を分析した。産休・育休などの多様な働き方をする人たちの適切な人事評価と仕事配分を指摘した本研究の社会的意義は大きい。
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