研究課題/領域番号 |
18K01826
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07080:経営学関連
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研究機関 | 九州産業大学 |
研究代表者 |
横井 克典 九州産業大学, 地域共創学部, 教授 (50547990)
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研究分担者 |
東 正志 京都文教大学, 総合社会学部, 講師 (20436497)
富野 貴弘 明治大学, 商学部, 専任教授 (90366899)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 国際生産分業 / 二輪車産業 / 部品サプライヤーの国際化 / 戦略的拠点配置 / グローバルサプライヤーシステム / 資源配置の調整の仕組み |
研究成果の概要 |
本研究では二輪車産業を対象に,部品サプライヤーがいかに自律的に最適な国際生産分業を編成するのかについて検討を加えた。研究期間を通じて,(1)完成車メーカーのグローバル競争のあり方が様変わりしており,(2)それによって,部品サプライヤーは階層を成して生じる不確実性(不確実性の重層構造と呼んだ)に対応しながら,国際生産分業を編成替えしていかねばならなくなったことを明確にした。さらに,(3)部品サプライヤーが海外生産拠点の役割を調整しながら,自社にとって望ましい国際生産分業のあり方を目指して試行錯誤してきたこと,一部の企業はそれを実現するための組織的な仕組みを整備しつつあることが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では完成車メーカーと部品サプライヤーを綜合した視点から,国際生産分業の編成・再編成を捉えるフレームワークを示し,不確実性の重層構造が生じるメカニズムを明確化した。従来の研究では,国際生産分業を編成替えする際の問題に対して,それほど関心が払われてこなかった。さらに,部品サプライヤーが主体として取り上げられることは少なかった。本研究により,完成車メーカー,部品サプライヤーそれぞれの位置に即して国際生産分業の編成替えに際する困難とその解決の方向性を検討できるようになった。同時に,本研究の成果は,不確実性の重層構造に直面している部品サプライヤーに実務面での有益な示唆を与えると考えている。
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