研究課題/領域番号 |
18K01833
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07080:経営学関連
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研究機関 | 兵庫県立大学 |
研究代表者 |
内田 康郎 兵庫県立大学, 社会科学研究科, 教授 (90303205)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 国際ビジネス / 業際化 / 国際標準 / 業際標準 / 知財 / 技術標準 / 知財の無償化 / 標準必須特許 / IPRポリシー / 競争戦略 / ロイヤリティフリー / IPRポリシ |
研究成果の概要 |
本研究では、国際化と業際化の同時進行(同期化)が生じている現象に焦点を当て、こうした現象の下において多くの分野で確認される「知財の無償化」のメカニズムについて調査を行った。研究期間中は、COVID-19の影響のため、予定していた視察などの出張を控えざるを得ない状況だったが、近年自動運転を試行する自動車業界の業際化の動向を調査することができた。特に、トヨタ自動車の過去50年間(1970年1月1日~2019年12月31日)においてみられた他社との提携戦略の整理をすることができ、そこから事業の業際化と知財の無償化の関係についてあらたな知見を得ることができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は学術的には多国籍企業論や国際ビジネス研究の理論的枠組みに依拠するが、これらの既存研究においては、技術や資源の国際展開における困難性やその原因分析などに関する研究が多い。だが、本研究が強く意識している事業分野では、多くの企業が国や業界の壁を越えて連携しながら技術の開発や活用策が練られるなど、国際化と業際化が同時に進展する状況が進められている。こうした点を捉え、本研究では業際化の視点を取り入れるなど、より実態に接近した調査活動ができた。加えて、本研究は既存研究においてまだ踏み込まれていない領域、すなわち「国際ビジネスの業際化」という新たな現象を対象にすることができたと考えている。
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