研究課題/領域番号 |
18K01836
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07080:経営学関連
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
松嶋 登 神戸大学, 経営学研究科, 教授 (10347263)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | イノベーション・マネジメント / 物質性概念 / 文理融合アプローチ / アクション・リサーチ / イノベーション・エコシステム / サイエンス・ベースド・イノベーション / 学問連携 / サステイナブル・ツーリズム / 異種混交のエコシステム / 文理融合 / 物質性 / 価値評価研究 / 異種混淆エコシステム / イノベーション / 新しいライフスタイル / カーボンニュートラル社会の実現 / 健康経営 / 価値評価 / 空間マネジメント / 社会物質製概念 / サイエンスの社会的実践 / サイエンス / ANT / 物質的転回 / 実在論 / 制度派組織論 / 社会物質性 / アクターネットワーク理論 |
研究成果の概要 |
本研究では,サイエンスが浸透した社会におけるイノベーションを研究テーマとして,大型放射光施設を利用した企業のイノベーション・マネジメントに注目してきた.また,現象を説明する物質性概念に関する理論的基盤の整備によって,当初の計画を超えた幅広い経験的研究も実現できた.研究期間全体を通じて,当初の目的としてきた3つの成果を達成できた.第一に,最先端のサイエンスの実践に踏み込んでいく文理融合型のアプローチである.第二に,アクション・リサーチを通じた研究成果の積極的な社会還元である.第三に,研究テーマの理論的な視座を支える幅広い理論研究と経営学の温故知新である.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義は,これまで十分に議論されてこなかった,学術的関心を持つ科学者の実践を含んだイノベーション・マネジメントについて,近年の人文社会科学で注目される概念の一つである物質性を骨子にした理論基盤を整備し,この概念が案出された量子物理学の実験装置でもある大型放射光施設を利用した企業の実践を明らかにしたことである.この理論的基盤は,単に対象の説明に留まらず,対象に介入して変化を誘導する方法論的含意を有し,当初の予定を超えたリサーチ・サイトの開拓や,アクション・リサーチを通じて社会課題を解決する社会的意義を伴う研究となった.今後も,本研究の成果を引き継いだ研究プロジェクトを推進していく.
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