研究課題/領域番号 |
18K01841
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07080:経営学関連
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研究機関 | 東京情報大学 (2022) 尾道市立大学 (2018-2021) |
研究代表者 |
川勝 英史 東京情報大学, 総合情報学部, 教授 (40351837)
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研究分担者 |
山中 伸彦 立教大学, ビジネスデザイン研究科, 教授 (40339594)
加藤 浩介 広島工業大学, 情報学部, 教授 (00263731)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 組織変革 / 組織デザイン / イノベーション / 経営に対する信頼 / 従業員モラール / マルチエージェントシミュレーション / 定量的観測 / 相互補完性 / 信頼 / モラール / 予測精度 / 企業の組織デザイン / イノベーション指向 / 可視化 / イノベーション志向企業 / 組織編成原理 / 組織改革過程 |
研究成果の概要 |
定量的な分析を通じて,次のことを明らかにした.(a)組織としてのイノベーションの創出と実現に資する組織デザイン,(b)組織化形態の導入のパターンと経営に対する信頼との関係,(c)組織化形態導入のパターンと組織のイノベーションとの関係における経営に対する信頼による媒介作用.この結果,組織化形態の間に相互補完的関係が形成されるよう組織をデザインすることが,イノベーション活動を継続して促進すること,および経営に対する信頼を確保することで組織変革に伴うモラール問題の克服につながること等を確認できた.また,組織変革時における従業員モラールが変化する様子を,定量的に観測するためのモデルも構築した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
実践的な観点から,理論を企業の現場と共有するためには,予測される効果や組織変革の過程を数値化し可視化することが有効であると考えられる.本研究では,組織化形態の導入パターン,および経営に対する「信頼」との関係などを定量的に示すことを通じて,組織デザインや経営に対する「信頼」がイノベーションに影響を与えること,ならびに「信頼」が組織変革を妨げる従業員モラールの低下を回避することを確認した.また,組織変革時の従業員モラールの変化を可視化するためのシミュレーションモデルを構築したことにより,組織変革のフェーズや従業員の職位に応じて,経営者が従業員に対して取るべき行動についても考察することができた.
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