研究課題/領域番号 |
18K01846
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07080:経営学関連
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研究機関 | 桜美林大学 |
研究代表者 |
齋藤 泰浩 桜美林大学, ビジネスマネジメント学群, 教授 (50296224)
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研究分担者 |
竹之内 秀行 上智大学, 経済学部, 教授 (90297177)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 立地選択 / 距離 / LOF / 多国籍企業 / 両利き / 国際ビジネス / LOF |
研究成果の概要 |
国際ビジネス研究の根本的な仮定となってきたLOF(外国企業であることによって被る不利益Liability of Foreignness)の源泉の1つである距離をめぐる研究の歩みを振り返り、多くの研究で用いられてきたKogut & Singh (1988)の指標に代わり新たに提案されている追加された文化的距離(ACD)と操業時間で重みづけされた平均距離(WAD)を取り上げ、改良ポイントを指摘した。離散的な国境効果や地域ボーダー効果を組み込むべくACDを用いたBruyaka & Prange (2020) の国際文化両利き(ICA)測定方法を応用したりもしたが、新たな距離尺度を現在も開発中である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
距離の尺度のデファクトスタンダートとも言われるKSIは本国と進出先国との距離であることなど問題が多い。新たに提案されたACDとWADは基準点を本国から移動し、国際化経験を組み込んでおり、新しい形のダイナミックLOFを表す尺度として評価できるものの、経験の内容を反映できていないなど課題もあった。そこで、立地選択の経験や状態を示してもいる国際両利きの視点を取り入れ、とりわけ離散的な国境効果や地域ボーダー効果を考慮すべく、文化の多様性と距離を両立させる強みを持つICAを応用することも試みた。 引き続き新たな尺度開発に挑むが、距離やLOFに対する理解を深めることができたので学術的意義はあったと考える。
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