研究課題/領域番号 |
18K01854
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07080:経営学関連
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研究機関 | 法政大学 |
研究代表者 |
石山 恒貴 法政大学, 政策創造研究科, 教授 (30647227)
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研究分担者 |
廿楽 真紀子 (高尾真紀子) 法政大学, 政策創造研究科, 教授 (30768437)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | ジョブ・クラフティング / ワーク・エンゲイジメント / 中高齢労働者 / プロアクティブ行動 / キャリア意識 / ワーク・エンゲージメント |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、ジョブ・クラフティングの規定要因の解明を通して、中高齢労働者の組織への貢献のあり方、動機づけの実態を明らかにすることであった。そのために、第一波で4331名、第二波で3535名の質問紙調査を行った。分析の結果、中高齢労働者の仕事の熱意(ワーク・エンゲイジメント)、および主観的幸福について役職定年者、定年再雇用において有意に低くはなっておらず、むしろ非管理職層において低くなっていた。また仕事の熱意、主観的幸福に対してジョブ・クラフティング、キャリア・アダプタビリティ、心理的安全などが肯定的な影響を与えていた。ジョブ・クラフティングの規定要因は、知の仲介、キャリア自律などであった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本的雇用の特徴では、賃金と貢献は長期的に一致するものの、短期間においては賃金と貢献のかい離が完全には解消できていない。他方、少子高齢化の影響により、企業内部の中高齢者の比率が増加しつつある。賃金と貢献のかい離は、中高齢労働者の動機づけを低下させ、その活躍にとって課題となる可能性が論じられていた。本研究の学術的意義としては、非管理職層の動機づけの課題を明らかにし、かつジョブ・クラフティング、キャリア・アダプタビリティ、心理的安全、ジョブ・クラフティング、知の仲介、キャリア自律の重要性を示した。社会的意義としては、中高齢労働者活躍のための、それらの5つの要因の企業での施策展開の必要性を示した。
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