研究課題/領域番号 |
18K01863
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07080:経営学関連
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研究機関 | 龍谷大学 |
研究代表者 |
林 尚毅 龍谷大学, 経営学部, 教授 (10300451)
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研究分担者 |
木下 徹弘 龍谷大学, 経営学部, 教授 (20225006)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | ICT多国籍企業 / 知的財産 / 移転価格 / 付加価値 / 国際分業 / GVC / BEPSプロジェクト / のれん / 企業価値 / タックスヘイブン / BEPS / CSR |
研究成果の概要 |
この研究においてまず、ICT多国籍企業が企業価値を最大化するための戦略的行動が、財の移転価格の管理から知的財産の活用へ移行している背景を明示した。その上で、これら多国籍企業のそうした知的財産の戦略的活用において、グローバル・バリューチェーンにおいて生み出された価値が国際的に不公正に分配されている問題点を考察した。最後に、ICT多国籍企業が、そうした国際的な不公正な価値配分行動を是正し、グローバル・シチズンとしてCSRを果たすことによって国際的な企業価値を高めることにつながる可能性を展望した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
いま国際社会は多国籍企業が「財の移転価格のコントロールや知的財産権の譲渡管理による税引後利益最大化を追求する従来の企業経営」から「国際社会において公明正大な納税を行うグローバル・シチズンとしてのCSR意識が高い企業経営」へと、その経営スタイルを変革することを要求しているのである。その可能性と具体的な道筋を解明していくことが多国籍企業経営についての重要かつ喫緊の研究課題となっているのである。
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