研究課題/領域番号 |
18K01865
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07080:経営学関連
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研究機関 | 羽衣国際大学 |
研究代表者 |
池田 玲子 羽衣国際大学, 現代社会学部, 教授 (60327244)
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研究分担者 |
佐藤 博樹 中央大学, 戦略経営研究科, 教授 (60162468)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 仕事と治療の両立 / がん治療 / ワークライフバランス / WCS / WLB上司 / 職場の同僚 / 罹患相談 / 職場の雰囲気 / 仕事と治療の両立支援 / 仕事の進め方 / 両立支援 / 仕事と介護の両立 / 職場の上司 / 継続就労 / 復職支援 / WLB制度 / 仕事と治療 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、勤続・就労を希望するがん経験者に対して、企業による仕事と治療の両立支援の望ましいあり方の検討にある。仕事と治療の両立に関する文献調査とがん経験者へのインタビュー調査を実施した上で、職場状況とWCS(working cancer survivor)の存在を想定した対応についてアンケート調査を実施し、仕事と治療の両立に有効な職場の条件の一部を明らかにした。「良好なコミュニケーション」「WLBに配慮する雰囲気」に加えて、「お互いの仕事がカバーできるようになっていること」すなわち、職務設計等の職場のマネジメントが、罹患相談(=支援要請)の有無に影響することが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
平成30年度厚生労働白書では、仕事と治療の両立について「病気や障害などを有していても(中略)働くことをはじめとする社会参加の意欲のある人誰もがその能力を発揮できるような環境づくりを行うことは、社会保障の支え手を増やす観点からも、我が国の経済活力の維持にとっても重要ある」と記述されながらも、これまで企業(職場)での具体的な対応について学術的には論じられてこなかった。従来から職場で強調されてきた「お互い様」とは、働く個人の価値観だけではなく、確定診断前から「お互いの仕事をカバーできるようになっている」ような職務設計や仕事を属人化させない職場のマネジメントの課題であることを本研究は明らかにした。
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