研究課題/領域番号 |
18K01871
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07090:商学関連
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
西尾 チヅル 筑波大学, ビジネスサイエンス系, 教授 (80241769)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | ソーシャルマーケティング / 消費者行動 / エシカル志向 / エコロジー行動 / SDGs / エシカル行動 / Covid-19 / 食品ロス行動 / エシカル消費 / サステナビリティ / コーズリレーティッドマーケティング / 社会志向 / 社会貢献活動 |
研究成果の概要 |
本研究は消費者のエシカル志向と行動に焦点をあて、そのメカニズムを解明することを目的として実施した。具体的には、先行研究および西尾・石田モデル(2014)を援用して、消費者のエシカル行動の規定要因を明らかにすると共に、それらの構造が新型コロナ感染症拡大前と拡大後で変化したのかについて大規模消費者調査データを用いて解析した。その結果、新型コロナ感染拡大の体験は消費者のエシカル志向を高めること、一方で、消費者のエシカル行動のメカニズムは大きく変化していないことなどが確認された。これらの結果に基づいて、社会の持続可能性を高めるライフスタイルへと転換させるために必要な仕組みと施策をまとめた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
国連でSDGsが採択されて以来、SDGsを経営に取り込むことで企業価値の向上につなげようとする取り組みが急増している。しかし、消費者のエシカル志向の実態やエシカル行動のメカニズムに関する研究は緒についたばかりである。本研究は、このような学術的ニーズに応えるだけでなく、消費生活における新型コロナ感染症の影響も捕捉している。その点で学術的意義は大きいものといえる。また、本研究の成果は企業のSDGs経営やマーケティング戦略の構築にも貢献しうるものと期待できる。なお、本研究の成果は学術論文・報告の他、日本経済新聞経済教室への寄稿、日経SDGsフォーラムでの基調講演等の形で社会還元した。
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