研究課題/領域番号 |
18K01873
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07090:商学関連
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研究機関 | 横浜国立大学 |
研究代表者 |
寺本 高 横浜国立大学, 大学院国際社会科学研究院, 教授 (60609915)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 伝染購買 / 売場情報 / 投稿行動 / 消費者生成型コンテンツ / 価格イメージ / 品揃え / 視覚処理 / 知覚バラエティ / ソーシャルメディア / 購買行動 / 視線追跡 / 店頭陳列 / 視認 / 投稿 / 返信 / 適度な不一致 / 購入意向 / 消費者間情報共有 / インセンティブ効果 / チェーン小売業 |
研究成果の概要 |
本研究では,消費者生成型コンテンツ(UGC)上で消費者が発信した小売業の店舗・売場情報が他の消費者の購買に与える影響を明らかにした。具体的には,第1に,小売業の店舗・売場情報の発信によって,その情報に共感した消費者の購買が促進されるのかについて,第2に,発信の動機付けとなる店舗・売場情報の構成要素について明らかにした。これら2点を明らかにしたことにより,小売業が顧客関係性管理や店内販売促進を展開する上で,購買実績で評価するだけでなく,自社にとって良い情報を共有・拡散することによって他の顧客の購買を促進させてくれるという観点も検討する必要があるという示唆を導く。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的成果は,①ある消費者が発した小売店の印象に関する情報の影響を受けて,他の消費者が実際にその小売店で購買するという伝染購買の影響を明らかにしたこと,②品揃えの多様性の効果を把握するために,従来の商品選択だけでなく,「投稿行動」という新しい従属変数を提案したこと,の2点である。 また社会的意義は,①消費者による口コミや購買を喚起するうえで,今後の小売店舗における有力なコミュニケーションのキーワードを提示したこと,②研究成果が,小売企業によるデジタル・コミュニケーションに活用できる可能性を提起したこと,③売れるだけでなく,投稿してもらうための店内陳列の在り方を提起した,の3点である。
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