研究課題/領域番号 |
18K01874
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07090:商学関連
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
若林 靖永 京都大学, 経営管理研究部, 教授 (70240447)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 起業 / 伝統産業 / 観光 / 地域社会 / エフェクチュエーション / サービスデザイン / 京料理 / 起業家 / 小売サービス / マーケティング / 地域産業 |
研究成果の概要 |
おもな研究成果として、第1に、5つの上場企業の起業家にインタビュー結果からは、新市場の発見は、A顧客(自らを含む)からの問いかけ・要望・苦情対応というスタイル、B既存業界への反発というスタイル、C将来の大局的な変化というトレンドを見通したビジョン・ドリブンのスタイルの3つを見出した。第2に、富山県南砺市井波で展開されている宿泊施設Bed and Craft事業についてのインタビューを実施し、その展開を「出来事年代記」」にまとめ、エフェクチュエーションの具体的なプロセスとして分析し、加えて自らのアイデンティティの構築・再構築が大きな役割を果たしていることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
人口減少下での地域社会の発展において、地域発起業家への期待は大きい。本研究成果はまだその端緒ではあるが、地域発起業家がいかにしてその可能性を見出し実行しその結果から学んでさらなる発展を遂げていくのか、それをもたらす行動原理と環境、支援策を明らかにすることにつながるという社会的意義がある。さらに本研究は、エフェクチュエーションとして見出された行動原理が、どのようなアイデンティティにもとづくのか、どのような環境や支援策のもとで展開されていくのか、といったエフェクチュエーションの理論的構造を具体化していくことに貢献するという学術的意義を持っている。
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