研究課題/領域番号 |
18K01882
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07090:商学関連
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研究機関 | 公立鳥取環境大学 |
研究代表者 |
磯野 誠 公立鳥取環境大学, 経営学部, 教授 (50550050)
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研究分担者 |
高橋 佳代 鹿児島大学, 法文教育学域臨床心理学系, 准教授 (90616468)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | ビジョニング / 想像 / 創造性 / イノベーション / アイデア創出 / バックキャスティング / アイデア / 新製品開発 / 創造的認知 |
研究成果の概要 |
本研究は,ビジョニングがアイデア創造性の実現に効果的であるときの説明を試みた。225人の経営学部生によるアイデア開発結果を分析し,次の知見を導いた。アイデア創造性の実現に直接的に起因するのは,製品想像時に,開発対象分野から意味的に遠い関係にあるビジョンを用いたときであり得る。さらにその開発対象分野から遠い関係にあるビジョンの特定に起因するのは,①開発対象分野から遠い関係にあるものをヒントとしてビジョンを想像したとき,②具体的にビジョンを想像したときであり得る。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の貢献として、理論的には,本研究はビジョニングを認知プロセスの側面から理解する可能性を示したことがある。ビジョニングを,2段階の想像からなり,各想像の段階においては概念組み合わせがなされると捉えることで,より効果的なビジョニングによるアイデア創出のあり方を特定できる可能性を示した。また実務的には,本調査をもとにすれば,アイデア創造性の実現を意図するビジョニングの際には,ビジョン想像の際にヒントとするものを考えるとき,できるだけ開発対象分野からは意味的に遠いものを選ぶこと,あるいはできるだけビジョンを具体的に想像することが推奨される。
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