研究課題/領域番号 |
18K01885
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07090:商学関連
|
研究機関 | 青山学院大学 |
研究代表者 |
久保田 進彦 青山学院大学, 経営学部, 教授 (10340184)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2025-03-31
|
研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
|
キーワード | 消費の流動化 / リキッド消費 / ブランド / 測定 / ロイヤルティ / マーケティング / 消費 / リキッド化 / 消費者 / 環境 / 液状化 / 消費様式の変化 |
研究実績の概要 |
2023年度は消費の流動化について(1)消費者調査、(2)企業の対応方法の検討、(3)著書の執筆などの活動を行った。 (1)消費者調査については複数の製品カテゴリーを対象として、消費の流動化の実態調査を行なった。具体的には、消費の流動化傾向を把握するために、アサエル(Assael)による「関与」と「ブランド間知覚差異」による分析フレームワークを適用した。低関与度の製品を対象として、ブランド間知覚差異が高い場合と低い場合を比較した結果、消費の流動化傾向に違いが見られた。またこれに加えて、消費の流動化と想起集合との関係についても調査を行った。(2)企業の対応方法の検討については、最近のブランド研究を参考にしつつ、これまで発表してきた2つの戦略(裾野を広げる戦略、生活に溶け込む戦略)をより精緻化するかたちで研究をすすめた。2つの戦略のうち、特に「生活に溶け込む戦略」について精緻化を進めた。(3)著書の執筆については、(2)を整理するかたちで複数の著書を分担執筆した。これらのうち1冊では消費の流動化(リキッド消費)の概要について広くわかりやすく説明し、もう1冊では上述した企業の対応方法に焦点を絞り議論を行った。さらに新たに論文ないしは著書として研究成果を報告するために、これまで行なってきた研究を再整理し、文章化する作業にも取り組んだ。 またこれらに加え、新聞、テレビ、雑誌などのメディア対応を複数回行い、研究成果を広く社会に発信した。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
数年間に渡り研究を続けることで、一定程度の知見が蓄積されてきたことに加え、いくつかの企業から研究活動への協力をいただけたため、当初の予定を上回る充実した活動を行うことができたと考えている。
|
今後の研究の推進方策 |
2024年度は最終年にあたるため、これまでの成果を広く社会に発信していきたいと考えている。また本研究で得られた成果を、他の研究テーマに組み込むことで、より一層社会位貢献できる成果を生み出したいと考えている。
|