研究課題/領域番号 |
18K01891
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07090:商学関連
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研究機関 | 大東文化大学 |
研究代表者 |
白井 康之 大東文化大学, 経営学部, 教授 (20597512)
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研究分担者 |
後藤 裕介 芝浦工業大学, システム理工学部, 准教授 (40454037)
森田 裕之 大阪府立大学, 人間社会システム科学研究科, 教授 (80295732)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | ブランド価値 / 信頼性 / HITS / アンケート分析 / 固有ベクトル / HITS アルゴリズム / 共感・経験 / エージェントベースシミュレーション / 埋め込み技術 / HITSアルゴリズム / 顧客ロイヤルティ / 共進化 / ブランド・ロイヤルティ / シミュレーション |
研究成果の概要 |
本研究は,レビュー結果とレビューワ,アンケート結果と回答者,商品と購買者のように,ユーザとアイテムからなる行動履歴から,適当な初期値をもとにした固有ベクトル計算により,集計データの信頼性を定量化する手法に関するものであり,いくつかの実データを用いた手法の開発ならびに結果の検証を実施した.これらの分析結果は信頼度で重み付されているという点において,実質的な実効力があることを示すことができた.また,将来行動の予測や,複数の商品やブランドの比較方法に関しても有益な知見を提言することができた.これらは,今後同様の分析において有用な技術となり得るものである.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は,マトリクスで表現される不確定な関係データについて,繰り返し計算の収束点としての固有ベクトルが,データの信頼性を示すことができるという主張に基づくものである.一般にHITSに代表されるように,固有ベクトルによりデータの評価を決定するという手法は従来からあるものであるが,本手法はこれを一般の購買履歴やアンケート等のデータに対しても同様に適用できるということを示した点で学術的な意義があるものと考えている.また,本研究で取り組んだデータは,いずれも実用上価値の高いアンケートデータや購買履歴データであり,信頼性を付与した分析手法の確率は産業応用上も優位性の高いものと認識している.
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