研究課題/領域番号 |
18K01908
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07100:会計学関連
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研究機関 | 一橋大学 (2020) 名古屋大学 (2018-2019) |
研究代表者 |
角ヶ谷 典幸 一橋大学, 大学院経営管理研究科, 教授 (80267921)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 日本的会計制度 / グローバル化 / ローカル化 / 外圧 / 内圧 / IFRS |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、日本的会計制度がグローバル化とローカル化を同時に含む相互浸透の過程として形成されてきたという仮説を、会計制度改革の歴史、企業会計審議会の審議過程、会計人の専門的判断などを多角的に分析する作業を通じて検証し、新たな知見を提供することにあった。 本研究では、グローバル化とローカル化という視座と(科学的な)記述的手法、内容分析(コンテント・アナリシス)および実験会計学などの精緻な分析手法を用いて、日本が自国基準を開発し続けている根拠、日本が国際財務報告基準(IFRS)の任意適用を推奨している理由、日本の会計士の判断特性などを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義は、国際会計領域において先行研究が等閑視してきた諸問題、すなわち日本的会計制度はどのような形でグローバル化とローカル化の影響を受けて(あるいはそれらの影響を緩和させながら)形成されてきたのか、会計基準設定プロセスや会計人の判断力も含めて日本的会計制度にはどのような問題が内在しているのか、またそのような問題をいかに解決してきたのかといった問いに、精緻な分析手法を用いて解明しようと試み、国際会計領域に新たな知見を提供したことにある。
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