研究課題/領域番号 |
18K01911
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07100:会計学関連
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
丸田 起大 九州大学, 経済学研究院, 教授 (70325588)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 管理会計 / マネジメント・コントロール / 原価計算 |
研究成果の概要 |
管理会計の生成・普及・変容プロセスの進化論的研究という課題の下、病院における原価計算方法の変容プロセス、アメーバ経営のグローバルな普及プロセス、CSRマネジメント・コントロールの形成プロセス、および自動車メーカーにおける原価企画の変容プロセス、といった課題について、インタビュー調査やアクションリサーチといった研究手法を用いて研究をおこない、ときには研究者自身が相互作用子として関与して、様々な相互作用子の間の相互作用や事後合理的な帰結を明らかにすることができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
病院での原価計算方法の改善にあたっては医師や看護師などのステークホルダーとの対話を繰り返すことが効果的であったこと、アメーバ経営が中国企業へ導入された際にアメーバ業績と報酬を部分的に連動させる方法へと変更されたが現地従業員の動機づけに対して有効に機能していたこと、本社のグローバルCSR目標を拠点のローカルCSR目標として内部化 していくプロセス、自動車メーカーのマツダにおいて経営危機によりフォードの傘下に入ったのちに持ち込まれたトップダウンによる厳しい財務規律と規模の経済性の追求というルーティンがフォード撤退後も保持されて一括企画という独自の原価企画を生み出したことを明らかにした。
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