研究課題/領域番号 |
18K01927
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07100:会計学関連
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研究機関 | 大阪経済大学 |
研究代表者 |
浅田 拓史 大阪経済大学, 情報社会学部, 准教授 (30580823)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 管理会計変化 / ルーティン・ダイナミクス / 管理会計知識 / 管理会計実践 / ルーティンダイナミクス / 組織ルーティン / コントロール・システム / ルーティン |
研究成果の概要 |
本研究では、ルーティン・ダイナミクスに関する先行研究の文献レビューを通じて、管理会計の文脈におけるルーティンの指示的側面と遂行的側面について、それぞれを管理会計知識と管理会計実践として理解することが可能であることを示した。そのうえで、このような理論的枠組みを基礎に、管理会計変化の理解においては、管理会計知識がその周辺にある他の管理会計知識などとどのように相互作用しているのかを理解することが重要となることを経験的データをもとに示している。特定の管理会計技法の導入において、知識と実践の再帰的関係に加えて、知識間や実践間の関係性を考慮することの重要性が示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
管理会計技法を導入しようとする多くの企業では、導入プロセスにおいて困難に直面することがあるが、その原因の一端は管理会計技法そのものというよりは、管理会計技法を可能にしている他の要素との関係において理解することが重要である。このような要素がない場合、管理会計技法の優良実践例を単に模倣するのではなく、その周辺の要素を導入するための努力を行ったり、必要に応じて管理会計技法そのものを修正したり部分的に導入することを検討すべきである。管理会計担当者には、会計にとどまらない組織のコントロール・システム全体を俯瞰した見極めが求められる。
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