研究課題/領域番号 |
18K01935
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07100:会計学関連
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
與三野 禎倫 神戸大学, 経営学研究科, 准教授 (80346410)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 統合報告 / 非財務情報 / 中長期的な投資および融資 / 価値創造 / マルチモダリティ / 統合報告書 / 事業性評価報告書 / 価値獲得 / 価値創造プロセス / マルチステークホルダー / 非財務情報の開示 / 中長期的な投資 / 資本市場の整備 |
研究成果の概要 |
本研究は,中長期的な投資および融資の環境の整備に有効に機能する新たな報告システムの構築に貢献するために,とくに非財務情報の開示に着目して,分析結果をまとめることを目的として実施した。ここでは,わが国における非財務情報の開示が,とくに (1) 大企業を中心とした媒体である統合報告書と,(2) 中小企業を中心とした事業性評価報告書において,おおきな進展がみられることに着目し,これらの開示媒体における非財務情報の開示項目と開示形態について,マルチモダリティ(multimodality)と秘匿性のある情報に関するシグナルが,中長期的な価値創造プロセスを伝達するうえで重要な役割を果たすことがわかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究課題の主な研究成果は,つぎの2つである。第一は,企業がメディア等による複数のモードを通じて財務と非財務の指標をステークホルダーに伝達すること - マルチモダリティ (multimodality) - が,わが国企業のマネジメント層と外部のステークホルダーとの間のコミュニケーションに有効に機能すること。第二は,とくに投資決定の情報媒体において,情報内容に秘匿性等がある場合であっても,シグナルの発信は将来の業績を予測するうえで重要な貢献を果たすこと。 これらの主な2つの成果は,わが国の中長期的な投資と融資の環境の整備に向上に貢献することが期待される。
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