研究課題/領域番号 |
18K01954
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07100:会計学関連
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研究機関 | 関西大学 |
研究代表者 |
松本 祥尚 関西大学, 会計研究科, 教授 (30219521)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | ネットワーク・ファーム / 品質管理 / 監査業務 / 監査・保証業務基準審議会 / 監査上の主要な検討事項 / 監査法人 / 監査の品質管理 / 共同監査 / グループ監査 / 監査人の強制的交代 / 監査の品質 / シェアード・サービス / 監査の質 / ネットワーク / 品質管理レビュー / 国際監査基準 |
研究成果の概要 |
本研究においては、海外で問題となった企業グループの財務諸表監査の品質管理の現状を把握し、国際監査・保証業務基準審議会(IAASB)の基準改訂の方向と内容を検証するとともに、わが国へのIAASB改訂基準の影響を明らかにし、わが国監査基準改訂に貢献することを目的にした研究である。 監査の品質管理に関する研究は、監査人個人単位、監査チーム単位、事務所単位で行なわれてきた。本研究では、2008年金融危機時の多国間に跨る企業グループの財務諸表監査において、実際にどのような品質管理が監査事務所の属するグローバル・ネットワークによって実施されているのか、を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
国際的な監査基準設定機関における監査の品質管理に関する基準改訂作業に参加し、リスク・アプローチによる新しい品質管理の方針や手続の詳細について捕捉し理解したことにより、わが国の品質管理基準の改訂作業にそれらの知見を反映することができる。 各国の規制当局の監督権限が国内の監査事務所にしか及ばないのに対し、各監査事務所は所属するグローバルなネットワークから品質管理の監視下にある。このためグローバル・ネットワークから各国事務所に対する監督のあり方を検証し、わが国におけるネットワーク所属事務所における望ましい品質管理規制を提言できる。
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