研究課題/領域番号 |
18K01974
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分08010:社会学関連
|
研究機関 | 法政大学 |
研究代表者 |
田中 研之輔 法政大学, キャリアデザイン学部, 教授 (30513204)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
|
キーワード | エスノグラフィー / 多元的資本論 / 社会的排除 / 「労働ー生活」空間 / 国際比較 / 現代都市再開発期 / 先端事例分析法 |
研究成果の概要 |
本研究では、現代都市再開発期における「労働-生活」空間の構成と社会的排除に関する、<社会-空間の動態的関係>を国際比較分析に取り組んできた。具体的 には、1 国内の労働現場の空間・組織編成に関する研究を著作として発表した。また、2 米国とアジア諸国での労働現場に関する文献調査を実施した。その上で 3国内・海外のそれぞれの事例をこれまで17年間にわたり継続的に行ってきた。本研究では、国際比較研究として世界的にみても注目に値する 先端事例分析法(Extended Case Method)を用いた。 研究実績の成果として多元的資本論を整理した『プロティアン』(日経BP社)を出版した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
研究実績の成果として多元的資本論を整理した『プロティアン』では、ブルデューの多元的資本論をダグラス・ホールのプロティアンキャリア 論に接続させた。一般読者に広く読まれている点は、研究成果の社会還元という視点で特筆に値すると言えよう。特に、社会学的なフィールドワークアプローチ を用いて、労働現場に入り、キャリア形成の過程を総合的に分析した。空間は労働現場に限られたものではあるが、特に、組織編成について詳細な分析を 行っ た。また、海外での比較調査に向けて、現地文献調査も継続してきた。しかしながら、コロナ ・パンデミックに伴い海外調査の中断は余儀なくされ、現地フィー ルド調査は今後の課題となる。
|