研究課題/領域番号 |
18K01975
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分08010:社会学関連
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
岡部 耕典 早稲田大学, 文学学術院, 教授 (90460055)
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研究分担者 |
飯野 由里子 東京大学, 大学院教育学研究科(教育学部), 特任助教 (10466865)
熱田 敬子 早稲田大学, 文学学術院, その他(招聘研究員) (20612071)
堅田 香緒里 法政大学, 社会学部, 准教授 (40523999)
関水 徹平 立正大学, 社会福祉学部, 准教授 (40547634)
阿比留 久美 早稲田大学, 文学学術院, 准教授 (30454002)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | マイノリティの社会運動 / 社会政策 / ジェンダーとセクシュアリティ / 障害とクィア / 若者と貧困 / 東アジア / 領域横断的比較研究 / 包括的な差別解消 / 性暴力 / 自立生活 / 若者支援 / 障害者のシティズンシップ / クィアと障害、フェミニズム / 日本軍戦時性暴力生存者支援 / ジェンダー・セクシュアリティ平等 / 貧困の「社会問題」化 / 「市民福祉」の制度化 / 経済的困窮と関係性の貧困 / マイノリティ / 社会運動 |
研究成果の概要 |
体制の違いを超えて新保守主義と新自由主義が結びついた政治が展開する日本を含む東アジア諸国において、支配的な政治が求める「よき市民」であれという規範に対抗するマイノリティの社会運動の実際と実践を多面的・領域横断的に研究し、今後これらの運動が発展的に展開していくためには、シングルイシュー・ポリティクスを克服し、ジェンダー、セクシュアリティ、ディスアビリティ、貧困、若者、労働などの領域とネーションを横断した連携と実践が求められていることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
新保守主義と新自由主義のもとでの「よき市民」性を強調する政治では、社会的に作りだされていたはずのマイノリティの差異を本質的なものとして表象し、より周辺化されたマイノリティの疎外と「よき市民」規範に適合する義務遂行能力を持つマイノリティを同化することによる政策形成運動の分断と弱体化が図られる。本研究は、シングルイシュー・ポリティクスを超えてマイノリティの社会運動が包括的な政策形成のために連携することにより、独自性と革新性を保持しつつ広範な権利と資源獲得が可能になることを示し、多様性が尊重される社会の構築に貢献する。
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