研究課題/領域番号 |
18K01998
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分08010:社会学関連
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研究機関 | 琉球大学 |
研究代表者 |
鈴木 規之 琉球大学, 人文社会学部, 教授 (60253936)
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研究分担者 |
崎濱 佳代 沖縄国際大学, 総合文化学部, 講師 (00761115)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 南米系日系人 / 沖縄 / 社会的排除 / 社会的包摂 / 移民 / 外国人住民 / 社会関係資本 / ソーシャル・キャピタル / 文化資本 / ネットワーキング / 社会的排除/包摂 |
研究成果の概要 |
2019年度の調査と分析の成果から、南米系日系人を受け入れるホスト社会としての沖縄社会が南米系日系人の持つ架橋性をどのように位置づけ、どのように受け入れているのかを、文化資本に基づくネットワーキング(ホスト社会、出身国社会、他県の南米系日系人社会との繋がり)の視点から精査・分析し、異文化学習者は年収や家族構成にかかわらず仕事や家庭以外の空間を多く求めていることを明らかにした。また、ダンス教室の生徒やバンドのメンバーとして対等で互恵的な関係を結んでいることも明らかにした。ダンス・音楽の「出会い」から協働的活動を経て、高次的な活動へと繋げる信頼関係を築いていると言える。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の特色は、これまでの「沖縄県におけるディアスポラ」研究の知見を踏まえつつ、対象を沖縄県内に在住する南米系日系人に絞り、彼らの出身国の日系人ネットワークと沖縄社会のネットワークとをつなげるダイナミズムを分析する点にある。その分析を通して架橋的な社会関係資本が結束的な社会を変えていくプロセスを明らかにすることで、新たな局面に入った在留日系人研究としても意義のあるものになると考えられる。
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