研究課題/領域番号 |
18K02021
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分08010:社会学関連
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研究機関 | 沖縄大学 |
研究代表者 |
宮城 能彦 沖縄大学, 人文学部, 教授 (40229810)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 沖縄の共同体 / 共同売店 / 近代沖縄村落 / 近世琉球村落 / 奧共同店 / 沖縄村落共同体 / 共同体 / 近代村落 / 共同店 / 近世沖縄村落 / グスク時代 / 共同体の現在 / 沖縄 / 村落 / 近代 / シシ垣 |
研究成果の概要 |
沖縄共同体の基盤は近世の琉球王府時代をその根底にもちながらも、むしろ近代における時代への対応の変化のなかで築いてきた要素が大きいのではないかという本研究の研究動機および仮説を検証した。 本研究の成果は、近世琉球村落において共同体の基盤となる生産性が極めて低いこと、そのために近代的共同体とはかなり異なる「共同体」であったことがある程度明確となったことである。すなわち、近代以降のいわゆる「ゆいまーる」に代表されるような協同労働や相互扶助的なものとはかなり異なり、むしろ協同といえるレベルではなかったのである。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究によって沖縄の共同体の本質や変遷がある程度明らかになった。学術的には従来の沖縄村落像および共同体像の見直しを提起することができたことに意義がある。 社会的には、「ゆいまーる」に代表される沖縄イメージを見直すこと、それによって沖縄社会の理解の手助けになることに意義がある。
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