研究課題/領域番号 |
18K02038
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分08010:社会学関連
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
岡田 あおい 慶應義塾大学, 文学部(三田), 教授 (50246005)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 人口 / 家族 / 世帯 / 飛騨高山 / 宗門改帳 / 基礎シート / 近世 / 都市 / 家族社会学 / データベース / 歴史人口学 / 基礎シート(BDS) / 家族史 / 世帯構造 / 直系家族 / 家 |
研究成果の概要 |
本研究の最終的な目標は、近世都市の人口と家族を歴史人口学の手法を用いて解明することである。飛騨高山には約100年間に及ぶ宗門改帳が残存する。この史料は、慶應義塾大学名誉教授故速水融先生がマイクロフィルム化され、この史料を使って千葉大学名誉教授故佐々木陽一郎先生が研究をおこなった。 本研究では、デジタル化された飛騨高山の宗門改帳から基礎シート(BDS)を作成するという、基本的な作業をおこなった。基礎シートは、残存期間が最も長期に及ぶ弐之町村の宗門改帳から作成を開始した。研究期間内に基礎シートの作成は安永2(1773)年より天明7(1787)年まで終了した。この間の世帯数は延べ1400件に及ぶ。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
歴史人口学では、近世都市の人口に大きな関心を向けてきた。しかし、そもそも史料が乏しいうえに、史料の残存期間が短く、また欠年も多いために、静態人口および動態人口の数量的分析を十分に行えているとは言い難い。また、近世都市では人的移動とともに、世帯の移動も激しいと言われているが、近世都市の家族(世帯)の研究は、歴史人口学の一つの大きな研究領域であると思われるが、本格的な研究はまだ手付かずの状態である。 近世都市飛騨高山の家族(世帯)の研究は、歴史人口学と家族社会学の学際的研究をさらに進展させることが可能な、また新たな研究領域を創造させるものである。
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