研究課題/領域番号 |
18K02048
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分08010:社会学関連
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
那須 壽 早稲田大学, 文学学術院, 名誉教授 (40126438)
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研究分担者 |
草柳 千早 早稲田大学, 文学学術院, 教授 (40245361)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2018年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
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キーワード | アルフレッド・シュッツ / 現象学的社会学 / 社会科学方法論 / 知の社会学 / レリヴァンス / ジョージ・サーサス / エスノメソドロジー / 知の理論 / 行為論 / 時間 / 空間 / デジタル・アーカイブ / 現象学的社会学の動向 |
研究成果の概要 |
本研究では、早稲田大学文学部社会学研究室に設置されている「アルフレッド・シュッツ文庫」所蔵の資料・設備を主として用い、A. シュッツの社会理論の形成・展開について、ならびに彼の社会理論の後続の学術研究への影響について、理論的・実証的な検討を行なった。具体的には、①未公刊のシュッツの草稿やメモなども参照しつつ、シュッツ自身の社会理論の形成と展開に関する内在的な検討、②彼の議論の影響を受けて展開されてきた研究の動向に関する調査・検討、という二つの課題に取り組んだ。これらの課題に同時に取り組むことを通して、シュッツの社会理論を体系的に再構築することを試みた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
シュッツの草稿やメモなどの未刊の資料を含む関連資料を検討し、彼の遺した研究の断片を紡ぎ関連付ける作業を通して、シュッツ自身は体系的には論じなかった彼の知の理論の構想を浮かび上がらせ、新たな知の社会学の可能性を拓いた。また、各国の研究者の協力を得て、社会学にとどまらず様ざまな学問領域に目配せしながら、シュッツ理論と現象学的社会学に関する世界中の二次文献の情報の収集・整理を行った。これらの資料を精査する作業を通して、彼の議論の影響を受けた今日の研究の動向を明らかにした。今回収集した二次文献の情報については、シュッツ理論と現象学的社会学の研究に資するべく、シュッツ文庫ホームページ上で公開している。
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