研究課題/領域番号 |
18K02057
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分08010:社会学関連
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研究機関 | 大月短期大学 |
研究代表者 |
宮崎 理枝 大月短期大学, 経済科, 教授(移行) (20435283)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2020年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
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キーワード | ケア / 高齢者介護 / 外国人労働者 / 移民政策 / 介護政策 / ワークライフバランス / 技能化 / 家族主義 / 介護労働者 / イタリア / 家族介護 / ジェンダー / 技能実習 / バウチャー / ケア政策 / ケア労働 / 雇用関係 / 介護労働 / バウチャー労働 / 日本 / ケアの市場化 / 市場化 / 労働政策 / 介護 / 技能 |
研究成果の概要 |
本研究では、世界で最も高齢化が進む日本とイタリアの両国で、高齢者介護がいかに供給されているのかの検証を行った。研究対象地域がイタリアであり、同国は2020年初頭からのCovid-19のパンデミック発生時に最大の影響を受けたため、現地調査と学会等での研究報告の制限等、研究計画の大幅な変更と2年間の延長を余儀なくされた。しかしそれにより新たな研究成果の追加と、今後の研究構想を追加することができた。具体的に本研究期間中、外国人ケア労働者に対する移民政策と家族内のケア供給の違いに関する日伊比較研究の欧文論文を4本、また、イタリアにおけるバウチャーによる介護や福祉労働に関する和文論文を1本公開した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本とイタリアは最も高齢化率が高く、家族主義が強く、対GDP社会保障支出が中高程度という点で最も共通性の高く、将来的な高齢者介護供給の課題も共有する。しかし両国の比較研究は極めて限定的だ。本研究では、以下4点の欧文論文をオープンアクセスで公開したことにより、学術的、社会的な貢献ができた:①日伊の外国人労働者による介護供給と移民政策の作用、②日伊の家族による介護供給の在り方の違い―すなわち家庭内の高齢者に対する主介護者は、イタリアでは子供世代が、日本では配偶者が主流となる点、③日本の三世代世帯における12歳以下の子を持つ母親の就業、④イタリアのバウチャー制度と介護:福祉労働への適用拡大。
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