研究課題/領域番号 |
18K02065
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分08020:社会福祉学関連
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
安部 幸志 鹿児島大学, 法文教育学域法文学系, 教授 (90416181)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 高齢者 / 社会的孤立 / 精神的健康 / ソーシャルキャピタル / エイジズム / 高齢者施設 / 認知症 / 介護保険 |
研究成果の概要 |
本研究では、高齢者の社会的孤立と孤独感を測定し、その影響要因について明らかにすることを目的とした。まず、Hawthorne(2006)によるFriendship Scaleの日本語版を作成し、信頼性と妥当性を検討した結果、原尺度とほぼ同様の信頼性と妥当性を得ることが出来た。次に、高齢者を対象として、孤独感への影響要因を探るための質問紙調査を行った。その結果、孤独感へは認知機能やADL、主観的幸福感、抑うつ、ソーシャルキャピタルが影響していることが明らかとなった。今後は高齢者世代の孤立感や孤独感を予測するために他世代を対象とした調査や地域ネットワーク形成の方法について検討する必要があろう。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究によって日本語版Friendship scaleの信頼性と妥当性が確認されたことで、今後国内における社会的孤立と孤独感のさらなる研究の発展が期待できる。また、高齢者の孤独感の影響要因に関する基礎的データを提供しており、身体的・精神的健康を維持するだけでなく、地域のネットワーク維持の重要性について、貴重な知見を提供していると考えられる。
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