研究課題/領域番号 |
18K02068
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分08020:社会福祉学関連
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研究機関 | 新潟県立看護大学 |
研究代表者 |
徐 淑子 新潟県立看護大学, 看護学部, 准教授 (40304430)
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研究分担者 |
池田 光穂 大阪大学, COデザインセンター, 名誉教授 (40211718)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | ハームリダクション / 薬物使用者支援 / HIV/AIDS / 東アジア / 翻訳的適応 / 薬物使用 / 薬物政策 / 社会的ケア / 薬物使用者 / 外来概念 / ソーシャル・ケア |
研究成果の概要 |
ハーム・リダクション(危害低減)は1980年代に創始された薬物使用者支援アプローチである。このアプローチの、日本を含む東アジア地域での受け入れとローカライゼーションについてドキュメント分析および訪問調査にもとづき明らかにした。その結果、それぞれの国・地域で、国際機関等によって提案される「標準的」実践だけでなく、薬物問題単体ではない複数の保健医療福祉的課題を統合するプログラムを画策する傾向が示唆された。日本では、医療内実践の中にハームリダクションを統合する動きが注目された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究でとりあつかうハームリダクション・アプローチは、日本では、その存在は知られているが医療および公衆衛生実践において、公式的には取り入れられていない。また、薬物問題の規模の大きな国の対策というイメージもある。本研究では、薬物をめぐる社会的価値、法制度や、薬物問題の傾向が日本と近似するアジアの国々との比較を行った。研究をとおして情報の環流を行い、ハームリダクションやその他の薬物対策、薬物使用者支援のあり方についての社会的議論、ことに治療やケアのオプションを拡大することについての基礎資料および視点を提供した。
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