研究課題/領域番号 |
18K02070
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分08020:社会福祉学関連
|
研究機関 | 大阪公立大学 (2022-2023) 大阪府立大学 (2018-2021) |
研究代表者 |
東 優子 大阪公立大学, 大学院現代システム科学研究科, 教授 (60330601)
|
研究分担者 |
小貫 大輔 東海大学, 教養学部, 教授 (60439669)
daSilvaLopes TiagoJose 国立研究開発法人国立成育医療研究センター, 細胞医療研究部, 専門職 (10903429)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
|
キーワード | Bodily Integrity / Autonomy / 国際比較 / bodily integrity / autonomy / 身体の自律と保全 |
研究実績の概要 |
本研究のテーマは、人権課題であるAutonomy and bodily integrity(自律と身体のインテグリティ)である。とくに、A.トランスジェンダー改め TGD(trans and gender diverse)の人々の性別承認に係わる手術要件をめぐる国内外の動向、B. 男児性器ケアをめぐる保健指導という2つの事例を取り上げる。これら2つの事例をめぐる国内外の動向や研究・実践の潮流を把握し、施策提言につなげることを目的として、文献・資料研究、専門家への聞き取り調査、当事者の意識・態度・経験に関する量的調査を実施してきた。 最終年度、A.については、昨年度に引き続き、国際学会WPATH(World Association for Sexual Health)が策定するStandard of Care の最新版の翻訳作業を行ったほか、韓国語版の翻訳チーム代表を招聘した講演会と意見交流会(研究会)を実施した(2024年3月11日)。B.については、昨年度の成果である論文Autonomy, Bodily Integrity and Male Genital Cutting(Higashi, 2023)がきっかけとなり、韓国ソウル大学で開催された国際会議INTERNATIONAL SYMPOSIUM ON BIOETHICS AND HEALTH IN ASIA(3月9日)で招聘講演をおこなった他、各国における状況の国際比較などについて研究会を実施した。なお、この国際会議のフォローアップ会議を2025年3月に日本で開催する予定である。 研究期間全体を通じた実績としては、論文、国際学会での招聘講演、口頭発表、国内学会での発表の他、NHKには2019年12月にWEB記事で取り上げられ、2024年2月には「はなしちゃお! 性と生の学問」という番組内でも研究成果が取り上げられるなど、社会的にも貢献した。
|