研究課題/領域番号 |
18K02074
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分08020:社会福祉学関連
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研究機関 | 早稲田大学 (2019-2021) 東北工業大学 (2018) |
研究代表者 |
古山 周太郎 早稲田大学, 人間科学学術院, 准教授 (80530576)
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研究分担者 |
福留 邦洋 岩手大学, 地域防災研究センター, 教授 (00360850)
相馬 大祐 福井県立大学, 看護福祉学部, 准教授 (70533199)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
中途終了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 災害時要援護者 / 自立支援協議会 / 地域防災プログラム / 避難所運営 / 障害者防災プロジェクト / 地域防災 / 福祉コミュニティ / 障害者福祉 |
研究成果の概要 |
本研究は、災害リスク減少に向けた障害者に対する地域防災対策プログラムの構築を目的とした。まず、避難所運営マニュアルの調査からは、大部分は要援護者配慮に言及されておらず、要援護者が策定に関与してない点が明らかとなった。続いて、自立支援協議会での防災の取り組みを9つに分類した。ヒアリング調査では、地域との協働に課題がある一方で、障害者の防災に取り組むことで住民の態度が変わることも明らかとなった。さらに、要援護者参画型の避難訓練や、避難所バリアフリーチェック等を実施し、レビューを踏まえ地域防災対策プログラムを作成した。以上の研究成果から、防災をテーマとする福祉コミュニティのプロセスを検討した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の意義としては、社会福祉分野と防災分野を架橋する枠組みから、調査研究を実施し、一定の成果を見出した点があげられる。高齢者や障害者が防災対策を進めることは、日常生活におけるリスク管理や減少につながる。一方、防災分野においても、災害時に困難を抱える障害者を対象とする本研究の成果は、災害レジリエンスの強いコミュニティの構築のための条件を示したといえる。さらに、障害者の地域防災対策が、自助の向上や社会的役割の意識化を通じて障害当事者のストレングスに至るといった視点の獲得も、本研究の重要な意義と位置づけられる。
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